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2024年10月から車検に追加される「OBD検査」って何?

2024/09/30
お役立ち情報

車を所有していると必ず受ける『車検』ですが、2024年10月より全国で【OBD検査】という項目も車検時に実施されることになりました。

実はOBDに関しては、2021年10月から【OBD点検】という項目が車検と12ヶ月点検で実施されています。

 

「点検と検査、同じじゃ無いの?どういうこと??」

と、ちょっとややこしいですよね(^^;)

・そもそもOBDとはなんなのか?

【OBD点検】【OBD検査】はどのように違うのか?どんなことをするのか?

これらを一緒に見ていきましょう!

10月から検査項目に新しく追加される「OBD検査」

◼︎OBDってなんだろう?

OBDとは、『車載式故障診断装置:On-Board Diagnostics(オン・ボード・ダイアグノーシス)』のことで頭文字を取ってOBDと呼ばれています。

 

OBDは、自動車のあらゆる電子システム『電子制御装置:Electronic Control Unit(エレクトロニックコントロールユニット 頭文字を取ってECU)』内部に搭載された故障診断機能なんです。

ECUは自動車のコンピューターであり、各電子システムをセンサーや信号で管理・制御する為に多数のECUが搭載されています。

これは安全のためだけでなく、燃費・環境性能の向上も目的としています。

もしも何かしらの不具合や異常を感知した場合、その情報がECUに自動的に記録されるようになっています。

OBDはECUに記録された故障コード(DTC)をチェックし、「ここに異常があるよ」ということを教えてくれる装置なのです。

※全ての不具合・異常を検知できるという訳ではありません。

 

近年の自動車は衝突被害軽減ブレーキなどの自動運転技術に用いられる電子制御装置が備わっています。

高性能で便利な分、万が一、不具合や故障が起きた際には大事故に繋がる恐れがあります。

そこで目視のみでは分からない部分までしっかりチェックし、故障や事故を未然に防ぐ為に2024年10月より【OBD検査】が導入されることになったのです。

 

◼︎故障コード(DTC)って?

『Diagnostic Trouble Code(ダイアグノスティックトラブルコード)』のことで頭文字を取ってDTCと呼ばれています。

感知された不具合や異常は、英数字を用いた故障コード(DTCで記録されます。

国土交通省より ▼参考画像▼

OBD検査って何をするの?

先程の「OBDってなんだろう?」でも触れましたが、自動車の電子システムに不具合が起きていないかをチェックし、必要に応じて修理・整備をする為の重要な検査となります。

ここでしっかり検査して車検に通す準備をするのです。

 

◼︎スキャンでチェック!

先ずはOBDポートに専用の検査用スキャンツールを接続し、ECUに記録されている故障コード(DTC)をチェックします。

OBDで検知する記録はそれぞれの状態に応じて3種類あります。

・現在の故障

・過去の故障

・仮の故障(異常を感知したけれど故障と断定するまでには至っていない)

 

◼︎故障コード(DTC)の照合

DTCは各装置・故障内容ごとに定義されているのですが、法で定められた共通定義と各自動車メーカーで定義しているものがあります。

検知したDTCを、定義されているものと照合し、それぞれ規定に沿って修理などの必要な整備を行います。

 

⚠️DTCがひとつでも検出されたら車検は通せない!?

2024年10月より実施される【OBD検査】では、車検に通す為に必要な保安基準の対象となる特定DTCをチェックします。

この特定DTCひとつでも検出されると車検には通せません。

もし、検出された場合には、該当箇所を修理・整備しておく必要があります。

OBD点検とOBD検査の違い

どちらも車に故障・異常がないかを診断する目的がありますが、対象となる車両・診断方法が異なります。

 

◼︎2021年10月から実施されている【OBD点検】

既存の自動車はほぼ全て対象となっており、1年毎の定期点検(車検・12ヶ月点検)で実施。

・点検ではスキャンツール以外に警告灯などの目視でのチェック。

・スキャンツールは検査用に認定されたものでなくともよい。

・DTCが検出されても車検合否判定はないが、不具合箇所や内容によっては整備が必要。

 

◼︎2024年10月より実施される【OBD検査】

・対象となる車両が決まっており、車検時のみ実施。

特定DTC照会アプリがインストールされている検査用に認定されたスキャンツールを使って検査実施。

アプリにて特定DTCの情報を読み取り、自動で合否判定。

特定DTCが検出された場合には車検は不合格となります。

「OBD検査」を受けるにはどうしたらいいの?

検査を受ける為に、オーナーさん自身で何かしなければいけないという事はありません。

(※ユーザー車検を除く)

OBD検査の対象となる車両は?見分け方も

◼︎【OBD検査】対象となる車両

・国産車は2021年10月1日以降の新型車(フルモデルチェンジ車)

・輸入車(並行輸入車を除く)は2022年10月1日以降の新型車(フルモデルチェンジ車)

※ただし、大型特殊自動車、二輪自動車(側車付 二輪自動車含む。) は除きます。

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◼︎確認方法

・初度登録年月日、型式で確認。

・自動車検査証の備考欄「OBD検査対象」旨記載があるかどうか。(電子車検証はIC読取で確認)

・特定DTC照会アプリにて、検査要否の確認

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などの確認方法があります。

車検証に対象の記載があっても、法令での条件によってはOBD検査を実施しなくてもよい場合があるようです。

車検を依頼する際に、愛車がOBD検査対象車かどうか確認するのが一番早くて確実でしょう!

OBD検査はどこで受けられるの?

【OBD検査】に必要となる特定DTC照会アプリ・検査用認定スキャンツールを導入している車検整備工場で受ける事ができます。

必ず必要な検査になるので準備を始めている工場も多いと思いますが、必ずしも全ての工場で対応できるとは限りません。

車検を依頼するお店へ事前に「OBD検査に対応しているか?」確認するのがいいですね!

もし不合格になった場合はどうなるの?

特定DTCが検出され車検不合格の判定が出ても、該当箇所をしっかり整備し、保安基準を満たす事で車検に通す事ができます。

車検のコバックはOBD検査にも対応

もちろん、車検のコバックでも【OBD検査】対応の車検を受ける事ができますよ!

OBD検査を行う為に必須である【スキャンツール応用研修修了者・一級自動車整備士】が常駐しておりますし、コバックは自社で車検レーンを所有しているので「点検・整備・車検」の全ての工程をお店で行う事ができる指定工場です♪

◼︎OBD検査料:4,400円がかかります。

 

もしも愛車がOBD検査対象車かどうか分からなくても大丈夫!

コバックにて確認いたします٩( 'ω' )و

みなさま安心して車検をご依頼くださいね♪

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