強風時の車のトラブルにはどのようなものがあるでしょうか?
例えば、台風の日には、風に煽られてハンドルを取られたり、車が横転するなどの事故が起こることがあります。また、強風によって勢いよくドアが開いて、隣の車にぶつけてしまうといったトラブルもよく耳にします。
同じような状況下で起こり得るのが、ガラスに関する被害です。強風によって巻き上がる石や砂などが、車のガラスに思わぬ被害を与えることがあります。
強風時の車のトラブルにはどのようなものがあるでしょうか?
例えば、台風の日には、風に煽られてハンドルを取られたり、車が横転するなどの事故が起こることがあります。また、強風によって勢いよくドアが開いて、隣の車にぶつけてしまうといったトラブルもよく耳にします。
同じような状況下で起こり得るのが、ガラスに関する被害です。強風によって巻き上がる石や砂などが、車のガラスに思わぬ被害を与えることがあります。
強風で飛来物がフロントガラスを直撃することでキズやヒビが入るケースがあります。
フロントガラスは、500円玉くらいのキズであればリペア(修理)が可能ですが、それ以上広範囲になってしまうと、安全性が確保できないと見なされ、ガラスの全交換が必要になります。
しかも、最初は気づかないくらい小さなキズでも、徐々にヒビが広がり、結局ガラス全交換になってしまう・・・なんてことも。
そのような事態を回避するために、普段からどのような対策ができるでしょうか?
まず対策としてできるのは、台風や強風の日は車の運転を避けることです。
特に台風の日は、石以外にも木や屋根瓦、看板などが飛来する可能性があり、身の安全のためにも外出しない方が無難です。
ですが仕事や送迎など、どうしても車を使わなければいけない時はあります。そんな時はなるべく前の車との車間距離をあけて走行をしましょう。
距離が離れていれば、前の車が石を巻き上げたとしてもフロントガラスまで飛んでくる可能性は低くなります。風が強い日は特に勢いよく石が飛んでくるので、普段より距離をあけて走行すると安心です。
また、カーポートやガレージなどを利用できる場合は、なるべく屋内に車を保管し、飛来物などの被害を受けないように対策しましょう。
やむをえず車のガラスが割れてしまった場合はどのように対処すれば良いでしょうか?
ガラス被害の際の対応方法を見ていきましょう。
まずはキズの場所や状態の確認が必要です。
前述しましたが、フロントガラスは500円玉くらいのヒビであればリペアが可能です。
ちなみにガラスリペアとは、飛び石によってできてしまったキズの部分に透明度の高い特殊樹脂(レジン)を注入し硬化させることで、キズの部分を補強しつつ跡を目立たなくさせる作業です。キズの状態にもよりますが、この作業を行うことでキズの範囲が広がるのを防ぐことができます。
一方で、キズが500円玉以上の大きさだったり、ヒビが広範囲に広がってしまうと、強度や安全性に悪い影響が出るためリペアではなくガラスの全交換が必要になります。
キズの状態や大きさによってその後の対応が変わってきますので、まずは状態の確認を行いましょう。
最近ではガラスリペアのキットが市販されており、価格帯は1,000円以内から3,000円前後のものまで様々です。
ただ、道具が手に入ったとしても、本来修練が必要な作業を完璧に行うのは困難であり、なおかつ、自分で行うリペアはその後のキズの進行を食い止められる保証はありません。
リペア作業は一度施工してしまえばやり直しが効かないため、時間が無かったり、自分でできる自信の無い方はプロに任せた方が確実です。
時折、運転している本人にも見つけられない程の小さなキズがフロントガラスに付いてしまうことがあります。
しかし、キズが小さいからといってそのまま放置していると、どのようなことが起こるでしょうか?
飛び石のキズは、走行中の振動や風圧によってヒビが広がりガラス自体が割れてしまうことがあります。
また、ヒビの中に入った水分が温度変化によって体積が増加し、膨張することで割れやすくなります。特にエアコンの風が直接当たる場所は寒暖差が激しいので要注意です。
走行中、急にヒビや亀裂が広がり視界が悪くなったり、心理的に動揺することでハンドル操作を誤って事故に繋がる可能性もあります。
ガラスのキズを放置しておくと、予期せぬ事故やトラブルに巻き込まれることもあるため、不安の種は小さい内に摘んでおくのが大切です。
ちなみに、車検の項目には窓ガラスに関する基準があります。
「保安基準第 29 条第2項」ではフロントガラスに関して、「損傷した場合においても運転者の視野を確保できるものであること。」という基準が定められており、飛び石による小さいキズは車検に通ると判断されても、ヒビが広範囲に入ってしまうと視界不良と見なされ車検不合格箇所と判断されます。
車検時にフロントガラスのヒビのせいで車検に通らない、という風にならないために、ガラスのキズは小さい内にリペアを行いましょう。
フロントガラスリペアやガラス交換の一般的な目安は下記の通りです。
【フロントガラスリペア】
1箇所:約20,000円〜30,000円
【フロントガラス交換】
フロントガラスには純正品、社外品、輸入品があります。
純正品は車に新車時付いていたものと同じガラスで、軽自動車でも10万円以上、普通車になればそれ以上かかり、フロントガラスが大きくなればなるほど高くなります。
社外品や輸入品は、純正品とは製造元や生産地が異なりますが、ガラスの見た目にはそれほど大きな違いが無く、純正品より安く交換できるのがメリットです。ただそれでも交換時には5万円前後かかります。また、ガラスに凍結対策の熱線がついているなど機能性が高いものは価格も高くなります。
さらに、ナビのフィルムアンテナやドライブレコーダーなどがフロントガラスに装着されている場合は、ガラス交換時に再度装着し直す必要があるため追加で費用がかかります。
最近は、フロントガラスに様々な機能やアイテムが付随しており、車の装備もユーザーによって一律ではないため、ガラス交換の見積は実際にお車を確認してもらってから出すようにしましょう。
車のガラス交換は、自動車保険の車両保険に加入していれば適用ができます。
車両保険とは、自動車の利用にともなって発生しうる損害を補償する保険のことを言います。契約中の自動車が盗難または衝突、接触、火災、爆発、台風、竜巻、洪水などの事故によって損害を被った場合に保険金が支払われます。
もしガラス交換に車両保険を利用する場合は注意すべき点が2点あります。
①免責がついているか否か。
免責とは事故修理の際の自己負担額のことです。免責額を高く設定することで保険料を安くすることができますが、万が一車両保険を使う時に負担する費用が発生します。
◾️免責なし→全額保険適用可。
◾️免責あり→免責分実費支払い。
例えば、フロントガラス交換に15万円必要で、免責額が5万円の場合、保険適用できるのは10万円で、5万円の実費支払いが生じます。
免責があると全額保険適用にはならないので、保険を使用する場合は事前に免責金額を把握しておきましょう。
②保険が1等級下がると、保険料がいくら上がるか。
実はガラス交換に車両保険を使用すると、自動車保険の等級が1等級ダウンします。等級が下がるとその後の保険料の支払いが高くなります。
保険を使用した場合に将来的に負担しなければいけない保険料の金額と、ガラス交換にかかる費用を比べて、支払い金額が多くならない方を選ぶようにしましょう。
自動車保険を使用する、しないの結論を出すために、1度ガラス交換の見積と保険料の見積を出してみるのがおすすめです。
もし飛び石被害を受けたら、キズのリペアをすることで損傷を最小限に抑えられます。そして、もしリペアできない程のヒビが入ったら、運転の安全性のために早めにガラス交換を行いましょう。
実は、車検のコバックでもフロントガラスリペアやガラス交換を承っております。
【フロントガラスリペア】
1箇所:19,800円〜
同時施工の場合、2箇所目から11,000円〜
※2025年5月時点の価格です
所要時間:半日〜1日
【フロントガラス交換】
車種やガラスの種類によって費用が異なります。
実際にお車を確認してからのお見積となりますので1度ご来店ください。
所要時間:1日〜
リペア、ガラス交換ともに、施工中は代車を無料でお貸出いたします。
車両保険の使用を希望される場合は、自動車保険の内容が分かる証券を予めご準備いただくとスムーズです。
フロントガラス以外にも、サイドガラスやリヤガラスなどのトラブルにも対処いたします。
お困りの方はぜひ車検のコバックにお問合せください。
▼詳しくはこちらから▼
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