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ワイパーに関する不安あれこれ

2024/07/19
お役立ち情報

ワイパーの役割をご存知でしょうか?

 

ワイパーとは、自動車などのフロントガラスやリアガラスに付いている装置のことです。この装置には、雨や汚れを拭き取り「クリアな視界を確保する」という重要な役割があります。

 

意外と知られていないことですが、ワイパーはガラス面から水を“完全”に取り除くことはせず、ガラス面に付着した水滴を拭きながら薄く均一な水の膜を作ります。光の屈折を無くすことでクリアな視界を確保することができるのです。もしガラス面の水分が均一でなければ、光が屈折して視界が悪くなります。

 

そのため、運転の安全性を確保する上でワイパーが正常に動くかどうかは非常に大切なことなのです。
そしてその重要性から、車検の点検にも含まれている項目となります

 

ワイパーは消耗品

 

ワイパーとガラス面が接する部分は、拭き取りの性能やガラスの保護のためにゴムが使用されています。

 

この部品は「ワイパーゴム(ラバー)」と呼ばれ、ゴムの性質上、紫外線や使用に伴う摩耗によってヒビ割れや変形、損傷など劣化しやすい特徴を持っています。そのような理由もあり、ワイパーメーカーでは、ワイパーゴムの定期交換を半年ごとに推奨しています。

 

また、ワイパーゴム以外にも「ワイパーブレード」と呼ばれるフレーム部分も定期的な交換が必要です。ワイパーブレードとは、ワイパーゴムが取り付けられている骨組み部分を指し、ワイパーをガラス面に押し付ける力を均等に保つ役割を果たしています。

 

ワイパーブレードはサビやガタ付きが出やすい部品となり、劣化してくるとゴムに伝わる圧力が均等では無くなるので、スジ状の線や拭きムラが出やすくなりゴム自体も痛みやすくなります。そのため、ワイパーメーカーではワイパーブレードを1年ごとに交換することを推奨しています。

 

ただし、ワイパーゴムやワイパーブレードどちらも、使用頻度や環境によって推奨期間よりも早めのスパンでの交換が必要になる場合もあります。

 

交換のタイミングは?

 

ワイパーの交換のタイミングは、ガラス面に拭き取り不良の症状が出た時と言えます。

 

ワイパーの交換が必要か確かめる方法として、
①ワイパーを動かしてチェックする
②直接ワイパーを見てチェックする
③作動時の音を聞いてチェックする

という方法があります。

 

①ワイパーを動かしてチェックする
実際に雨の日やウインドウォッシャー液を出してワイパーを動かしてみましょう。
・スジ状の線が残る
・拭きムラができる
などの拭き取り不良の症状が出たらワイパーの交換時期となります。

 

②直接ワイパーを見てチェックする
目視で直接ワイパーの状態を見てみましょう。
・ヒビ割れ
・裂け
・摩耗
・変形
などの状態になっていたら、ワイパーの交換が必要な時期となります。

 

③作動時の音を聞いてチェックする
ワイパーを動かした際に異音がしないか確認してみましょう。
・ビビリ音がする
・ガガガと音を立てて動く
・摩擦音がする
などの症状が出ていたら、ワイパーの劣化やワイパーが正しい角度でガラス面に当たっていない可能性があります。

 

ワイパーが比較的新しい場合は、ワイパーゴムの汚れを拭いたりワイパーの角度調整で音が出なくなるケースもあります。もし、ワイパー自体が劣化している場合は部品の交換が必要となります。

 

ワイパーゴムは半年、ワイパーブレードは1年ごとの交換がおすすめですが、拭き取り不良の症状が出始めたら目安より早めの交換を心がけましょう。

 

交換しないとどうなるの?

 

ワイパーを劣化したまま使い続けるとどのような状況になるでしょうか?

 

首都高速道路株式会社の調査によると、雨天時の時間当たりの事故件数は、晴天時に比べて死傷事故約4倍施設接触事故は約7倍も高くなっていると言われています。また、雨天時の事故の特徴として、歩行者を見落としたことによる事故が多発する傾向にあります。そのため、雨の日は、早めにワイパーを作動させクリアな視界を確保することが交通事故を回避するためにとても重要なのです。

 

もしワイパーが劣化した状態のまま使用していると、雨の日にフロントガラスの視界を確保できない状態になります。
そしてそれが原因で人や車・物の認知が遅れ、最悪、交通事故に繋がる可能性があるのです。

 

車検にも通らなくなる

 

実はワイパーはその重要性から、車検の検査項目に含まれている設備となります。

 

ワイパーは車検の合格基準を定めている「道路運送車両の保安基準第45条」に「窓ふき器」として書かれています。そして「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示147条」には、「前面にワイパーが備え付けられており、そのワイパーがフロントガラスの視野を安全に確保できる状態でなければ、車の保安基準を満たしていないと見なされ、車検を通すことはできない」という内容が記載されています。

 

実際に、車検時ワイパーの交換をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

 

ワイパーの状態が原因で車検が通らない、とならないためにも、車検前や車検時にワイパーの交換を定期的に行いましょう

 

こんなときありませんか?

日本は世界平均の約1.4倍の降水量があると言われています。
そのため国内では車のワイパーを使用する頻度が非常に高いのです。
シビアなコンディションで酷使されているワイパーは、不具合が出やすい環境にあります。

 

ワイパーを使用する際、よくある症状とその原因、対策を見ていきましょう!

雨の日にふき取りが悪い、ムラがある

 

雨の日にワイパーを動かした際、フロントガラスの拭き取りが悪かったり、拭きムラが出てくる場合があります。
その原因は、ワイパーゴムやワイパーブレードの劣化だと考えられます。

 

例えば、ワイパーゴムが裂けて先端がちぎれた状態だと、フロントガラスの水分を均一に伸ばすことができず滲みや拭きムラが生じます。なお、ゴムにヒビ割れがある場合、拭いた後にスジ状の線が残るなどの症状が出てきます。
また、ワイパーブレードにガタ付きや歪みがあると、ゴムに圧力が均等に伝わらず吹き残しや拭きムラができるケースがあります。
もしワイパーゴムを交換しても症状が治らない場合は、ワイパーブレードを交換してみましょう。

 

また良くあるのが、冬にフロントガラスが凍った状態でワイパーを無理矢理動かすことで、ワイパーゴムの端がちぎれたり、ガラス面と接する部分が摩耗するケースです。

 

そのような事態を防ぐため、冬の時期はフロントガラスを暖房で温めてからワイパーを動かすようにしましょう。

 

ワイパーを動かすと変な音がする

 

ワイパーを動かした際に、「キュッキュッ」や「ガガガ」などの音がする時があります。これは「ビビリ音」と呼ばれ、ワイパーが何らかの抵抗を受け、ガラス面に対してスムーズに動いていない証拠です。

 

音が出る原因は、ワイパーゴムやワイパーブレード自体の劣化も考えられますが、ワイパーの取り付け角度がずれている可能性があります。

 

ワイパーゴムは通常、ガラス面に対して90度の角度で取り付けられています。そして、ワイパーの進行方向に対してゴムの先端とガラス面の角度は30〜50度がベストと言われています。この角度がずれることで、ワイパーとガラスの間に抵抗が生じ音が鳴る場合があるのです。対策として、ご自身でワイパーの角度を調整してみたり、自動車整備工場に調整を依頼しましょう。

 

また、実はビビリ音の原因はワイパーだけの問題ではない場合があります。ガラスに汚れや油膜が付着していたり、撥水処理されていて「ガラスの表面が均一ではない」状態の時に発生しやすいと言われています。対策として、ガラスの洗浄や油膜除去剤の使用、撥水加工対応のワイパーゴムの使用が挙げられます

 

自分でワイパーゴムを交換したけど改善しない?(間違った取り付け・サイズ違う)

 

ワイパーの長さは車種によって異なります。
そして実は、同じフロントワイパーでも左右によって長さが異なることが多いのです。そのため、左右で長さを間違わないように注意が必要です。

 

自分でワイパーを購入する際、ワイパーの長さを調べる方法はいくつかあります。
・メジャーで実際のワイパーを測定する
・量販店に置いてあるサイズ表を確認する
・ワイパーメーカーのサイトで検索する

など様々です。

 

意外なことに、車の取扱説明書にはワイパーの純正サイズは明記されていません。
間違ったサイズを取り付けてしまうと、異音や拭き残しの原因になったり、ガラスを傷つけてしまう可能性があるので事前に確認してから購入しましょう。

 

もしもご自身でのワイパー交換に不安や疑問がある方は、店舗のスタッフに相談してから購入することをおすすめします。

 

困ったときはお店に相談しよう

ワイパーを動かした際、拭き残しや拭きムラがあったり、異音がする場合はガソリンスタンドや量販店、自動車整備工場に相談してみましょう。

 

点検を依頼できる機会は多くあります。

 

例えば、車検や12ヶ月点検などの法定点検時、オイル交換やタイヤ交換などの整備時、ガソリンスタンドへ給油に行くタイミングなどでワイパーの点検を依頼すると、スタッフの方が点検をしてくれます。

 

ワイパーゴムの交換費用は1本1,000〜2,000円前後、ワイパーブレードは2,000〜3,000円前後が目安です。
国産車のワイパーは在庫している場合が多いですが、輸入車のワイパーは店舗によっては在庫していない場合があるため、前もって問い合わせをしてみましょう。

 

そして実は、弊社が運営する「車検のコバック」の店舗でも、ワイパーの点検を行っています。
車検や12ヶ月点検時はもちろん、オイル交換やタイヤ交換など、整備でご来店いただいた際にもお気軽にお声がけください。

または、こちらのフォームからでもお問合せできます!▶https://mykobac.com/contact/

 

ワイパーを定期的に点検・交換をして、安全で快適なカーライフを送りましょう♪

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