12カ月点検とは?
自動車は買って終わりではなく、定期的に点検、メンテナンスをする必要がありますよね。
その中でも代表的なものが法定12ヶ月点検です。
車検のコバックにも、毎日多くの法定点検のお客様が来店されますが、12ヶ月点検をやったことがない、もしくはそもそも知らないという方も多いのではないでしょうか?
12ヶ月点検は法定点検、つまり「法律で定められた点検」です。
道路運送車両法というものがあり、ここに「自動車に乗る人は必ずこの点検を受ける義務がある」と明記されています。
12ヶ月点検と車検(24ヶ月点検)がこの法定点検に該当します。
厳密に言うと12ヶ月点検と車検は目的や内容が明確に異なるのですが、一旦の認識としては年に1回は詳細な点検をしなければいけないということになります。
点検の目的と内容
法定12ケ月点検の目的は、「車が故障なく快適に走れる状態にあるかどうかを確認する」というものです。
自動車のブレーキ部分や足回り部分など、点検しなければいけない項目が27箇所決まっています。その点を確認し、上記の状態にあるかをチェックするのが法定12ヶ月点検です。
ちなみに車検の目的は「保安基準に適合しているかを検査すること」です。
なので、例えばエンジンの中にエンジンオイルが全く入っていなくとも、保安基準に問題がなく、検査中にエンジントラブルがなければ車検は通ります。ただそのまま走行を続ければ、エンジンが焼き付いて走行不能になるのは時間の問題ですよね?
そういった部分を見るのが法定点検の役割です。
点検にかかる費用
マルヤマグループでも法定点検を承っております。
費用は車種によって異なりますが、軽自動車なら12,100円からお受けできます。
これが各ディーラーやカーショップだと10,000~15,000円が相場のため、当社の金額がお得になっているのがお分かりいただけると思います。
また、12ヶ月点検ではブレーキを分解して点検する項目があるため、必ずリフトアップし、タイヤを外す工程が含まれます。
そのため、冬タイヤの交換を一緒にご用命いただいた場合は、同じ作業をするためタイヤ交換の費用はいただいておりません。
タイヤ交換の時期と12ヶ月点検の時期が近い方は、一緒に行うことでさらに費用をお得にすることができます。
受けなかった場合どうなる?
法定点検は必ず受けなければいけないものだとお分かりいただけたと思いますが、受けていない方がいらっしゃるのも事実です。
その場合、どのようなデメリットが発生するのでしょうか。
点検やメンテナンスをしないでいると車はどうなる?
当然、まずは故障しやすくなるという点が挙げられます。
毎年詳細な点検を行っている車と、2年に1回車検の時だけ詳細な点検を行う車だと、実に2倍の差があります。
こまめに点検を行えば、その分異変に早く気付くことができますし、修理金額も安く抑えられます。逆に既に重症化してから気付いた場合は、周辺の部品の交換も追加で必要になったり、割高になる可能性が高いです。
点検料を出し渋らずに定期的に点検をしたほうが、長い目で見るとコストを抑えられた、というケースは多いです。
詳しくは別項で触れます。
法的な罰則は?
法定点検は法律で定められた義務ではあるのですが、受けないことによる罰則はありません。
12ヶ月点検を受けない、知らない方がいらっしゃるのはここが要因でしょう。
ちなみにバス、タクシーなどの事業者に対しては法定点検を受けていない場合は罰則があります。
メーカー保証の対象外に?
新車やそれに近い未使用車などを買った場合、メーカーからの新車保証というものが付帯しています。
何か故障等があればメーカーが無償で修理交換をしてくれるのは大きなメリットですが、法定点検を受けていないと、これが受けられなくなってしまう可能性があります。
どのメーカーの保証書にもお客様にお守りいただく事項として「法令で定められた点検整備の実施」というような記載があります。
つまり法定点検を受けていない車は保証対象外ですよ、と明文化されているということです。
買ったばかりの新しい車だから、点検しなくても故障しないから大丈夫、と思わずに12ヶ月点検をお守り代わりに実施されることをオススメいたします。
点検日を過ぎてしまったけどどうすればいいの?
点検を受けない罰則がないわけですから、点検日を過ぎてしまう罰則もありません。
点検日を過ぎても問題なく受けられますので、早めのご予約をお待ちしております。
ただ期日を大きく過ぎてしまった場合などは、次の車検が見えてくるケースなどもありますので、店舗にお問い合わせをいただければ確実です。
定期的な点検を実施することのメリット
自動車は買って終わりではなく、その後のことが非常に重要です。
そのために定期的な点検は非常に大きな役割を担っています。
愛車に長く乗れる
バブルのころは1~2年で車を乗り換え、車検する人なんてあまりいない、みたいな話もあったようですが、時代が変わり、今は1台の車を大事に10年以上乗り続ける、というお客様が非常に多くなりました。
そうなった場合、しっかりした詳細な点検を2年に1回しかしないというのはリスクが大きいです。
愛着のある車であれば、長くがんばってもらうためにも、1年に1回は詳細な点検を行いましょう。
車の寿命は点検、メンテナンスで決まります。
車検の際の整備費用
点検料を出し渋らずに定期的に点検をしたほうが、長い目で見るとコストを抑えられた、というケースは多いです。
例えばブレーキに関してです。
ブレーキが効かなければ大事故につながるため、重要な項目なのはお分かりでしょう。
そのブレーキにはブレーキパッドというものがあり、ブレーキを踏む度に摩擦で削れて行くため、薄くなったら交換する必要があります。
本来はそのブレーキパッドだけを交換してあげれば10,000~15,000円ほどの負担で済みますが、それに気付かず、そしてパッドが限界まで削れてしまうと、土台の金属部品等も一緒に削れてしまうため、その周辺部品も交換が必要になってしまいます。
そうすると値段は倍以上かかってしまうことになるでしょう。
そういった症状を早期発見できるため、12ヶ月点検で車検の際の整備費用を抑えることができます。
売却の際にはプラスになることも
また、車両を売却する際の査定額に影響を与えることもあります。
たとえば年式、距離が同じで、一方が車検だけ、もう一方が毎年法定点検を受けていれば、どちらを選びますか?
前者を選ぶ人はいませんよね。
定期的に点検、メンテナンスをしている車は安心感に繋がるため、当社でもプラス査定の要素としています。
法定点検を受けると結果を報告するための整備点検記録簿が必ず渡されます。
それが点検を受けた証明になるため、今後のために車の中に保管しておきましょう。
まとめ
法定点検は我々で言う人間ドッグのようなものです。
長生きの秘訣は早期発見、早期治療ということは車にも同じことが言えます。
大事な愛車に長く快適に乗れるサポートをさせていただきますので、ぜひ法定点検の実施をご検討ください。
ここまでお読みいただき大変ありがとうございました。