近年、危険なあおり運転による事故など、テレビや新聞でよく目にするようになりました。
2017年6月に東名高速道路で起きたあおり運転による死亡事故は、連日のように報道され「あおり運転」という行為の危険性を多くの人に再確認させることになりました。
この事故後走行中に映像を録画して残しておける「ドライブレコーダー」の売り上げが急増しています。
2018年のドライブレコーダー装着率は31.7%と一見低く思いますが、2017年同時期の15.3%に比べると2倍を超える普及率となっております。
1年で2倍を超えるほど、関心の強さが伺えますね。
事故やトラブル発生時の映像証拠を残しておける「ドライブレコーダー」。
本日は、今や自動車の必須装備ともいえるドライブレコーダーの選び方をご紹介致します。
【画質】
ドライブレコーダーを選ぶ上で大切なのが「画質」です。
万が一、事故やあおり運転にあった時に重要となるのは「相手のナンバーがしっかり認識できる」ことです。
事故にあった方の記憶だけでなく、ドライブレコーダーの映像が捜査資料に役立つわけですので、画質が悪く肝心のナンバーが読み取れないと意味がありません。
ナンバーをしっかり読み取る為には、できるだけ良い画質のドライブレコーダーを選びましょう。
画質は「フルHD」と呼ばれるものが大半で、次いで「HD」「VGA」と低画質になっていきます。いざという時を考えるとフルHD以上の機種を選んだ方が賢明でしょう。
また画素数はスタンダードで約200~300万画素(FHD)です。VGA画像は大体30万画素なので、FHDの300万画素と比べるとその差はすぐわかります。ですので「200万画素」以上のものを選んでおくと安心です。
ぜひ、ご参考にしてみてください。
【画角】
ドライブレコーダーは撮影された画質だけでなく、画角(視野角)も重要です。
画角が広いとより広い範囲が撮影でき、周囲の映像がわかる映像を記録することが出来ます。
画角には3種類があり、横の撮影範囲の水平画角、縦の撮影範囲の垂直画角、斜めの撮影範囲の対角画角があります。
特に重要なのが水平画角で、できれば108°以上、さらに広角が良ければ120°以上の水平画角を持つ機種を選ぶと良いでしょう。
【前後撮影】
前後撮影できるドライブレコーダーは、追突事故やあおり運転など後方のトラブルを撮影することが出来ます。
事故は必ず前方で起こるものではありません。後方から追突された場合、前方のカメラだけで撮影するのは困難です。しっかりと後方も撮影できるカメラがあると安心ですよね。
そして今人気なのが、「駐車監視機能」がついたドライブレコーダーです。
衝撃を感知して録画を開始するタイプ、常に録画しておいて衝撃を感知すると前後の動画を保存できるタイプ、動体を検知して録画するタイプの3種類あります。
この機能は、当て逃げ対策に最適な機能となっています。
ドライブレコーダーにも多種多様の機種が発売されています。
種類がありすぎて迷っていた方も本日の記事を見て少しは解決したのではないでしょうか。
選び方のポイントは「画質」「画角」「前後撮影」の3つです。
この3つさえ覚えておけばドライブレコーダー選びに失敗することはないでしょう。
愛車にドライブレコーダーをつけて安心・安全なカーライフをお過ごしください。