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意外と知らないワイパーの種類と選び方

2025/01/15
コバックニュース

ワイパーの種類はこんなにある

ワイパーに様々な種類があることをご存知でしょうか?

実は、ワイパーは元々車についている純正の部品から別の種類の部品に取り替えることができます。

ワイパーの種類や性能など、それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

ワイパーゴムの種類と特徴

 

◆ スタンダードタイプ/ノーマルタイプ

ほとんどの車で新車購入時に装着されている標準的な性能を持つワイパーゴムです。

コストパフォーマンスに優れており、安くワイパーを交換したいという方におすすめです。

経済的である一方、スタンダード(ノーマル)タイプのワイパーはガラス撥水剤との相性があまり良くないと言われています。

ガラス撥水剤を塗布した状態でワイパーを作動すると「ビビビ」や「ギュッギュ」といった異音が出る時があり、これは撥水剤が水を排除してガラス面が乾いた状態になっているため、ガラスとワイパー間の摩擦抵抗が大きくなっていることが原因です。

したがって、スタンダード(ノーマル)タイプのワイパーを使用する場合は、ガラス撥水剤を利用していない車での使用がおすすめです。

 

◆ グラファイトタイプ

グラファイトタイプは、「グラファイト」と呼ばれる炭素粒子をコーティングしているワイパーゴムのことを指します。

ガラスとの摩擦抵抗を減らす効果を持ち、ビビリ音や「跳ね」を防げる点が特徴です。

ガラス撥水剤との相性も抜群なので、ガラスコーティングを使用する際はグラファイトタイプのワイパーゴムをおすすめします。

 

◆ 撥水タイプ

撥水タイプは、ゴムに撥水成分を含ませているタイプのワイパーゴムのことで、 動かすと撥水剤をかけたのと同じ効果が得られます。

ワイパーを動かすだけで稼働域のガラスの水弾きを良くするため、雨の日などに良好な視界を確保できるのがポイントです。

撥水タイプはビビリ音が出やすいと言うデメリットがありますが、グラファイトを配合した撥水タイプなど複数の特性を兼ね備えたワイパーも存在しますので、状況によって使い分けるのが良いでしょう。

 

ワイパーブレードの種類と特徴

 

◆ トーナメントワイパー

トーナメントワイパーは、多くの車に採用されている一般的なワイパーブレードのことです。フレームが枝分かれした、「トーナメント表」のような形状をしているためその様に呼ばれます。

フレームの強度が高く、拭き取り部が可動式でフロントガラスの曲面にフィットするため、さまざまな車種に採用されています。

ただし、高速時には空気抵抗によってワイパーが浮き上がり、拭き取り性能が低下してしまう時があるため、街乗りが多い方におすすめです。

 

◆ フラットワイパー

フラットワイパーは、輸入車の多くに採用されており、ワイパーゴムとワイパーブレードが一体化している形状をしています。

フレームが柔らかく、ガラス面へ密着するように作られているため、均一な圧力がかけられ、拭き取り能力が高いのが特徴です。

さらに空気抵抗を減らすフォルムが採用されており、高速走行時の浮き上がり防止にも生かされています。

 

◆ エアロワイパー

エアロワイパー(別名デザインワイパー)はトーナメントワイパーとフラットワイパーの良い所を融合したようなタイプのワイパーです。

トーナメントワイパーと同等の拭き取り性能を持ちつつ、形状はフラットワイパーの様に空気抵抗を考慮して作られており、高速走行時に強いワイパーとなっています。

 

自分に合ったワイパーはどれ?

このようにワイパーには様々な種類がありますが、もともと車に装着されている純正のワイパーから、別の性能を持つワイパーに交換することができます。

その際の大前提として、自分の車に適合するワイパーを選ぶ必要があります。

ワイパーを購入する前に、ワイパーメーカーのホームページやカー用品店に置いてある適合表で車種や年式・型式などを検索し、自分の車に装着できるタイプのワイパーを選びましょう。

その上で、ワイパーを選ぶ際のポイントはどういった点になるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

 

車の使い方で選ぶ

 

高速を走る機会が多い

高速を走る機会が多い場合は、「フラットワイパー」や「エアロワイパー」がおすすめです。

空気抵抗を受けにくい構造をしているため、高速走行時でもワイパーが浮き上がることなく、高い拭き取り性能を発揮することができます。

 

街乗りが多い

街乗りの場合は、高速走行時ほど空気抵抗を受ける機会は少ないと思われます。

ワイパーの浮き上がりを気にしなくて良い場合は、拭き取り性能に優れ、コストパフォーマンスも高いトーナメントワイパー」がおすすめです。

 

ガラスコーティングを利用している

ガラスコーティングをしている車には「グラファイトタイプ」のワイパーがおすすめです。

スタンダード(ノーマル)ワイパーや撥水ワイパーの場合は、ガラス撥水剤を塗布することでガラスとワイパー間の摩擦抵抗が高くなり、ビビリ音や摩擦音が出やすくなります。

グラファイトワイパーには摩擦抵抗を減らす素材が使われており、スムースにワイピングすることができます。

 

季節で選ぶ(雨用・冬用)

 

が多い季節

雨が多い季節は「撥水タイプ」のワイパーの使用がおすすめです。

撥水タイプのワイパーは、撥水剤が含まれているゴムがガラスをなぞることで撥水被膜が形成される仕組みになっています。

撥水被膜が雨粒の水を弾くことでクリアな視界が確保でき、雨が多い日でも安心して運転することができます。

 

が多い季節

実はワイパーには「雪用ワイパー」と呼ばれるものが存在します。普通のワイパーでは対応できない雪や氷に強いのが特徴です。

普通のワイパーは低温になるとフレームやゴム部分が凍結し、拭き取り性能が低下しますが、雪用ワイパーはワイパー自体がゴムカバーなどに覆われ、低温でも凍結しにくい構造と素材で出来ています。また、ワイパーフレームに融雪剤の影響で錆が出てこない様、ステンレスを使用していることが一般的です。

凍結する様な日でも安定した拭き取り性能を維持できるため、豪雪地帯に住む方にはぜひおすすめしたいワイパーになります。

 

価格で選ぶ

ワイパーの価格も、ワイパーの種類を選ぶ際のポイントになります。

一般的に、カー用品店やネット通販で販売されているワイパーの価格は下記の通りです。

 

【ワイパーゴムの価格】

・スタンダード(ノーマル)ワイパー

1本価格:500〜1,000円前後

・グラファイトワイパー

1本価格:1,000円前後

・撥水ワイパー

1本価格:1,000〜2,000円前後

・雪用ワイパー

1本価格:2,000〜3,000円前後

 

【ワイパーブレードの価格】

ワイパーブレードは、金属部品+替えゴムがセットになって販売されています。

したがって、ワイパーブレードの種類である

・トーナメントワイパー

・フラットワイパー

・エアロワイパー

と、ワイパーゴムの種類である

・スタンダード(ノーマル)ワイパー

・グラファイトワイパー

・撥水ワイパー

・雪用ワイパー

を掛け合わせた分だけバリエーションがあります。

ワイパーブレードは金属部品+替えゴムのセットになる分、ワイパーゴムのみの価格より高くなります。

※なお、カー用品店などでワイパーの交換を依頼する場合は部品代と別に工賃がかかる場合があります。

 

ワイパーの価格は高性能になればなるほど高くなるため、その時々の予算に応じて種類を選んでいきましょう。

 

ワイパー交換はコバックにお任せ!

実は、車検のコバックでもワイパー交換を承っています。

当社のワイパー交換料金は下記の通りとなります。

・ワイパーゴム交換

1本価格:1,000円〜2,000円前後

・ワイパーブレード交換

1本価格:2,000円前後

※輸入車の場合は、ワイパーブレード左右セットでの交換となり、費用が異なります。

 

車検のコバックでは、ワイパーの交換にかかる所要時間は約10〜30分交換工賃は無料となりお得です。

ワイパーの種類に関しては、ご希望の種類の在庫がない可能性がございますので、お気軽にお問い合わせください。

ワイパーのみの交換はもちろん、車検や12ヶ月点検時、オイル交換やタイヤ交換の来店時など、様々な機会にワイパー交換をご利用ください。

 

お問い合わせはこちら

 

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