ワイパーの状態によって、車検が通らなくなることをご存知でしょうか?
ワイパーは雨の日やフロントガラスが汚れた時に、クリアな視界を確保するための装置です。
重要な役割を持つので、車検の点検項目に含まれ、定期的なチェックを受ける必要があるのですが、ワイパーに不具合があると車検が通らないケースも起こり得ます。
ワイパーと車検の関係性を見ていきましょう。
ワイパーの状態によって、車検が通らなくなることをご存知でしょうか?
ワイパーは雨の日やフロントガラスが汚れた時に、クリアな視界を確保するための装置です。
重要な役割を持つので、車検の点検項目に含まれ、定期的なチェックを受ける必要があるのですが、ワイパーに不具合があると車検が通らないケースも起こり得ます。
ワイパーと車検の関係性を見ていきましょう。
車検の検査項目には、「窓拭き器(ワイパー)」に関する項目が設けられています。
内容としては、
「車のフロントガラスには自動で動く窓ふき器(ワイパー)が必要です。
そして左右に窓ふき器(ワイパー)がある場合は同時に動かなければなりません。」
といった内容が記載されています。
また、ワイパーは
「視野を確保でき、かつ、安全な運行を妨げない状態である。」
といった品質が求められます。
車検の点検項目として明記されているのはフロントワイパーのみです。
リアワイパーは車検の検査項目に含まれておらず、元々リアワイパーが標準装備として着いていない車でも車検を通すことができます。
では、リアワイパーが標準装備されている車の場合、どのような状態でも車検に通るでしょうか?
まず、後方の視界を広げる等の理由でリアワイパーを取り外す方もいますが、実はリアワイパーを取り外しても車検を通すことができます。
ただし、リアワイパーを取り外したことでモーター本体の突起が残り、歩行者や周囲に危険を及ぼすと判断されると、車検不合格となります。
その場合は、モーター本体を取り外して表面を整える「リアワイパーレスキット」や、ワイパーモーターの突起に取り付ける「リアワイパーレスカバー(キャップ)」を装着することで対策ができます。
費用は1,000〜2,000円前後で、カー用品店や通販サイトで購入が可能です。
なお、リアワイパーそのものは車検項目に該当しませんが、その状態によっては他点検項目の基準に満たない為、車検不合格になる場合があります。
例えば、リアワイパーアームが折れて鋭利な部分がある場合、歩行者や周囲に危険を及ぼすと判断されるため車検不合格となり、ワイパーアームの交換が必要となります。
どのような状態が車検不合格になるか分からない場合は、車検専門店や整備工場に問い合わせてみると安心です。
車検の検査項目は法令によって決まっています。
自動車の構造・装置について、安全確保及び環境保全上の技術基準が定められており、これを「道路運送車両の保安基準」といいます。
ワイパーは雨の日やフロントガラスが汚れた時にクリアな視界を確保する役割を持っています。
車検は車が保安基準を満たしているかを調べる検査になるため、運転の安全性を担うワイパーが正常に動くか、性能に問題がないかを確認する項目が入っているのです。
車検の際にチェックされるのは、「視野を確保できるような拭き取りができているか」という点です。
・ワイパーに、劣化等による機能低下が生じていないか。
・ワイパーに損傷や摩耗、変形がないか。
・ワイパーに摩耗や錆によるガタつきや作動不良がないか。
等の内容になります。
もし、ワイパーが正常な動きをしなかったり、ワイパーを構成するパーツの劣化等で拭き取り不良が発生している場合、視界不良による事故の危険性があると見なされ、車検不合格となります。
もし車検に通らなかった場合、原因となる部分の修理や交換が必要になります。
■ワイパーゴム:ワイパーの最先端部分についており、ガラス面に密着して水分や汚れを拭き取る部品
■ワイパーブレード:ワイパーゴムをガラス面に押し付けるための金具部分
ワイパーゴムとワイパーブレードは、ワイパーを構成するパーツで、劣化によって拭き取り性能が低下しますが、新品に交換することで拭き取り性能を復活させることができます。
■ワイパーアーム:車体とワイパーブレードを繋げる骨格部分のパーツ
■ワイパーモーター:ワイパーを動かすモーター部分
ワイパーアームやワイパーモーターの不具合になると、少し大掛かりな修理や部品交換が必要となります。
ワイパーゴムやワイパーブレードは、在庫があればその場で交換が可能ですが、ワイパーアームやワイパーモーターは整備工場にも基本的に在庫がないため、時間がかかるケースが多いと予想されます。
ワイパーの状態をチェックする機会はどれ位あるでしょうか?
車検や12ヶ月点検等の法定点検以外にも、オイル交換やタイヤ交換、日常点検のタイミング等、様々な機会を利用することができます。
ワイパーをチェックする際、いくつかの方法で状態を確認することができます。
①ワイパーを動かしてチェックする
ワイパーをウォッシャー液を出しながら動かしてみましょう。フロントガラスの拭き取り状態を確認することができます。
②ワイパーの音を聞いてチェックする
ワイパーを動かした際、異音が出ていないかを確認してみましょう。ビビリ音やワイパー鳴きはワイパーの劣化や取り付ける角度がズレている証拠です。
③直接ワイパーを手に取ってチェックする
ワイパーを目視で見たり、手で触ってチェックすることができます。ワイパーゴムが劣化によって固くなっていたり、ヒビ割れや変形がないかを確認しましょう。
ワイパーを使用したりチェックする際、下記のような状態になっていたら交換しましょう。
・ガラスにスジ状の線が残る
・ビビり音(動作時にワイパーから聞こえる異音)がする
・拭きムラができる
・水が滲み状に残る
等の症状です。
ワイパーゴムの状態は、
・ヒビ割れ
・裂け
・摩耗
・変形
等の状態になっていれば、拭き取り不良の原因になりますので、早めの交換がお勧めです。
ワイパーの交換は、自分で交換するのと、お店で交換する2つのパターンがあります。
ワイパーゴムやワイパーブレードなどのパーツは、自分で交換することができます。
ワイパーゴムやワイパーブレードは、
・カー用品店
・ホームセンター
・ネット通販
等で購入が可能です。
ご自身で交換をする際は、フロント左右とリアのワイパーそれぞれのサイズを確認してから購入しましょう。
費用は、
・ワイパーゴムの場合、1本1,000円前後
・ワイパーブレードの場合、1本2,000〜4,000円前後
となります。
比較的安価で購入できることと、好きなメーカーや性能を選べることが、自分で交換するメリットと言えます。
作業の際、手に怪我をしたり、ガラスを傷つけてしまう可能性があるため、取り扱いには十分注意しましょう。
ワイパーはお店で交換することもできます。
拭き取り不良の症状が出たら交換に行ったり、車検や12ヶ月点検、オイル交換やタイヤ交換等でお店を利用したついでに、ワイパー点検や交換を依頼するのもおすすめです。
・ディーラー
・整備工場
・車検専門店
・工場が併設されているカー用品店
・ガソリンスタンド
等で交換が可能です。
費用は、
・ワイパーゴムが1本1,000〜2,000円前後
・ワイパーブレードは1本2,000〜4,000円前後
となり、別途交換工賃が必要になるケースもあります。
基本的に、商品は在庫しているものに限られますが、お店で交換するのが1番労力がかからない方法です。
また、ワイパーアームやワイパーモーターの不具合の場合、少し大掛かりな整備が必要になるため、プロの整備士に依頼した方が安心でしょう。
ちなみに、車検のコバックでもワイパーの交換ができることをご存知でしょうか?
車検や12ヶ月点検時に一緒に交換するのは勿論、オイル交換やタイヤ交換のついでや、ワイパー交換のみでもご利用いただくことが可能です。ぜひお気軽にご利用ください。
車種によって、部品を在庫していない場合がございます。
詳しくは店舗までお問い合わせください!▶
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