法定12ヶ月点検とは何か?
今回は12ヶ月点検についてご説明します!
みなさんは車検以外にもしっかり愛車の点検を行っていますか?
車の点検は車検だけではなく『法定点検』というものがあり、これは法律で定められた義務になります。
車検と法定点検はどう違うのかというと大まかに
◎車検はご使用の愛車が『保安基準に適合しているか』を確認するための検査です。
◎法定点検はご使用の愛車が『安全に走行できる状態か』を確認するための検査です。
検査の目的が異なるので、チェックする項目も異なります。
私たちが定期的に健康診断を受けるのと同様に、車も健康診断を行い故障を未然に防いだり、予防をしたりという役目となるのが法定点検です。
法定点検には12ヶ月点検と24カ月点検があります。
この他に3ヶ月点検と6ヶ月点検も耳にしたことがあるかも知れませんが、この2つはバス・タクシー・レンタカー、貨物自動車などの事業用車両が受ける点検なので、自家用車(普通乗用車・軽自動車・自動二輪)は該当しません。
法定点検は義務の為、受けなかったからと言って何か罰則がある訳ではありませんが、 安心・安全にお車にお乗り頂く為には、愛車のオーナーとしてしっかり義務を果たしましょう! (※バス・タクシー・レンタカーなどの事業用車両は点検を受けないと罰則があります。)
法定12ヶ月点検はどんな点検?一体何をしているの?
法定12ヶ月点検は先程お話したように、ご使用の愛車が『安全に走行できる状態か』を確認する為の検査となります。
道路運送車両法 第48条によって定められた、お車を所有される方の義務となっている大切な点検です。
↓国土交通省より↓
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha/tenkenseibi/tenken/t1/t1-2/
法定12ヶ月点検の目的と内容は車検とは異なります。
目的は何度も言うように『安全に走行できる状態か』というところになります。
点検する箇所と内容は、自家用車(普通乗用車・軽自動車)ですと
【ブレーキペダルやパッド等の制動装置】・・・ブレーキに効き具合、ペダルを踏みこんだ時の遊びや床板との隙間、パッドの消耗、パーキングブレーキの引き具合のチェック
【エンジンルームやトランスミッション等の動力伝達装置】・・・排気・エレメントの状態、オイルの量や漏れがないか、加速・低速の確認、ファンベルトに緩みや損傷がないかのチェック
【バッテリー等の電気系統】・・・点火装置の確認、接続部分に緩みや損傷がないか、バッテリーの劣化具合、液量のチェック
【パワーステアリング等のかじ取り装置】・・・ベルトに損傷や緩みがないかのチェック
【タイヤ・ホイール等の走行装置】・・・タイヤの状態確認、ホイール・ナット、ボルトに緩みがないかのチェック
【プロペラシャフト・ドライブシャフト】・・・損傷やオイル漏れがないかチェック
【マフラー】・・・排気漏れ、取り付け箇所の緩みと損傷のチェック
【ライト・ランプ】・・・点灯具合や色見、ライトの向きのチェック
【ワイパー】・・・ゴムの劣化具合、ウォッシャー液の量のチェック
等の27項目を点検します。
その他のお車の法定12ヶ月点検項目数は
中小型トラック(自家用車の場合):83項目
バス・タクシー・大型トラック・レンタカー(事業用車両):100項目
となっています。
法定12ヶ月点検では車のエンジンやブレーキに異常がないか、外回りや足回りに故障・不具合がなく安心・安全に走行できる状態かをプロの整備士がくまなくチェックします。
6ヶ月点検や24ヶ月点検との違いは?
◉法定6ヶ月点検
法定6ヶ月点検は、自家用で使用する中・小型トラックやレンタカーが行う点検です。
自家用の普通乗用車・軽自動車は行いません。
仕事で使用する為のトラックやタクシーなどの事業用車両は普通乗用車よりも車体が大きく重量も多く、走行距離も長くなります。
その分、万が一事故を起こしてしまうと被害も大きくなりますし、非常に危険です。
なのでこまめに点検を行う為に事業用車両には法定6ヶ月点検があるのです。
そしてこの点検は必ず行わなければなりません。
もう一つ、新車を購入すると「6ヶ月点検」の案内が来ます。
この点検は大概は無料で点検を行ってくれるのでメンテナンスとして受けるといいですね。
基本的に点検費用は無料ですが、オイル交換等は料金がかかるので、もしも受ける場合はお店に費用の確認をしましょう!
◉法定24ヶ月点検
こちらは通常は車検と同時に行います。
目的は法定12ヶ月点検と同様ですが、点検項目は57項目となります。
車検では、お車が保安基準に適合しているかを確認し、法定24ヶ月点検ではお車が安全に走行できる状態かどうかを確認しています。
車検と同時に受ける事で、別々で予約を取るといった手間も省けますし、時間を取られずに済みますから是非同時に点検される事をおススメします!
12ヶ月点検の実施は義務?期限はある?
この点検は冒頭でもお話したように、義務となります。
受けなくても罰則はありませんし、車検期限のようないつまでに必ず受けなければならない!といった決まりもありません。
お車を購入されたディーラーや車屋さんから12ヶ月点検の案内が来たりするので、それを目安に点検予約をするといいでしょう。
また、点検の予約をする事でお店から何かしらの特典が付く事もありますから要チェックですね!
点検の際の持ち物
法定12ヶ月点検の際の持ち物は
◉自動車検査証(車検証)
バス・トラック・タクシー等の事業車両は1年毎の車検と同時に12ヶ月点検も行う事が多いと思いますので、その際は車検に必要な持ち物をご持参ください。
その際必要となるのは
・自動車検査証(車検証)
・自賠責保険証
・納税証明書
・認印
・ロックナットアダプター
・車検費用
・自動車任意保険証券 となります。
点検が終わりますと、点検内容を車内に保管されている整備記録簿に記入します。
費用やその内訳・作業時間
費用はおおよその目安として
・軽自動車:10,000円前後
・普通乗用車(小型):10,000円~16,000円程
・普通乗用車(中型):10,000円~18,000円程
・普通乗用車(大型):20,000円~25,000円程
一般的に平均でこのくらいのようです。
費用の内訳は
・点検基本料
・整備技術料
となり、オイル交換や部品交換等があればプラスでその費用が加算されます。
作業時間は約1時間~2時間程となります。
(費用と作業時間はお店によって異なりますので、点検を行うお店にお問い合わせください。)
お店ごとの費用の違いは?
ディーラーや自動車整備工場、車検専門店、カー用品店、ガソリンスタンド等、点検を受けるお店でに費用は変わってきますが、ディーラーですと約12,000円程となるようです。
コバックの12ヶ月点検料金はこちら!
・軽自動車 12,100円(税込)
・普通車(5ナンバー) 13,200円(税込)
・普通車(3ナンバー) 15,400円(税込)
作業時間目安:90分~2時間程
その他特典として
・タイヤ交換無料!
・ガソリンキャッシュバックキャンペーン対象!
※詳しくはお電話、もしくはコチラまでお問い合わせください♪
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まとめ
法定12ヶ月点検に関して、車検との違いや他の点検との差等お分かりいただけたでしょうか?
12ヶ月点検は受けておく事で、お車とドライバーさんの安全がより確保されますし、しっかりメンテナンスする事によって 2年毎の車検の際に費用が高くならずに済んだり、後々の査定に関係してくる事も。
快適なカーライフの為にも日頃からしっかり点検を行いましょう♪
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